30-300-30投資法って具体的にどうやるの?
門限やぶりです。
前回まで30-300-30投資法について色々と説明してきましたが、今回は実際に僕が投資している銘柄の一部を参考に投資の仕方をお伝えしたいと思います。
ダウ銘柄で主に米国内で業務展開中のホームデポというホームセンター株があります。
具体的な業務内容、過去10年の業績、財務、株主還元に積極的か?などは有名な投資ブロガーさん達がブログにアップされてるのでそちらをご覧ください。
30-300-30投資法において細かい業績等々は投資基準に用いません。いざ投資する!となった場合に確認はしますが通常、銘柄スクリーニングには用いません。
この銘柄は業績好調で財務良好な優良株である、とだけ記しておます(笑)
それでは下記をご覧ください。これはホームデポの過去リターン(配当再投資の場合)を抽出期間を変えて表記したものです。
ホームデポ
過去35年(1985〜2019)
年率リターン23.4%
トータルリターン1185倍
過去30年(1990〜2019)
年率リターン19.1%
トータルリターン178倍
過去20年(2000〜2019)
年率リターン8%
トータルリターン4.5倍
過去10年(2010〜2019)
年率リターン26%
トータルリターン9.2倍
また比較対象として同じダウ銘柄のIBMとS&P500指数の同期間のリターンを列記します。
IBM
過去35年
年率リターン6.4%
トータルリターン8.1倍
過去30年
年率リターン8.6%
トータルリターン11.6倍
過去20年
年率リターン3.6%
トータルリターン2倍
過去10年
年率リターン4.2%
トータルリターン1.48倍
S&P500
過去35年
年率リターン10.5%
トータルリターン28.8倍
過去30年
年率リターン9.65%
トータルリターン15.2倍
過去20年
年率リターン5.5%
トータルリターン2.9倍
過去10年
年率リターン12.9%
トータルリターン3.2倍
過去35年の実績でいうとS&P500が28倍を記録した時(これはこれでスゴイ実績です!)
ホームデポは1185倍になっています。
…桁1つ間違えたかと思うくらい桁違いな実績ですね(笑)
しかし注意すべき点もあります。抽出期間が過去20年(2000〜2019)の時に指数、個別銘柄問わず極端にパフォーマンスが落ちています。魔の2000年代(ITバブル崩壊、サブプライムショック)を多く含むためです。
しかしこういった低迷期間を避けて上昇基調の時だけ投資するなどと都合良く立ち回るのは不可能です。
30-300-30のフィルターにかけてヒットした結果を出す超優良銘柄ならたとえ2000年のITバブル崩壊のタイミングから投資したとしてもリターンを出せています。
大きい道筋さえ間違わなければ問題ないということですね。
気をつけなければいけないのは間違った銘柄を選んで長期でホールドすることです。ホルダーの方がいたら気分を害すかもしれませんが高配当で安定してキャッシュフローを生み出す優良銘柄と一部の長期投資家の方から信頼されているIBMはどの期間を抽出しても指数に負けています。今の業績もそうですが過去の実績、そしてこれからの業績予想を踏まえてIBMに投資することには疑問を持ってしまいます。
繰り返しますが過去35年のトータルリターンは
ホームデポ 1185倍
S&P500 28倍
IBM 8倍 です。
この事実は長期投資をする上で最も優先すべき重要な情報ではないでしょうか?
次回は選んだ銘柄をどういうタイミングで投資するかについてお話したいと思います。
30-300-30投資をしてみたい!という方は応援よろしくお願いします📣
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