アルトリアって意外と悪くないんだよな〜。
門限やぶりです。
前回、シーゲル銘柄20を30-300-30投資観点から分析してみました。
1957〜2003に素晴らしい成績をおさめた20銘柄ですが、直近30年は悲喜こもごもの成績でした。
その中でも最強のシーゲル銘柄フィリップモリス(アルトリア)は1990〜2019においても素晴らしい成績で、30年間の年率リターンはS&P500を5%アウトパフォームし、その実力を見せつけました(その30年間でS&Pに投資した場合、資産が15倍になったのに対してアルトリアは資産を60倍にした)
直近3年間の成績がよろしくないアルトリアをはじめとしたタバコ株ですが、実際はどうなんだしょうか?
最近、実績や成績が悪いからといってタバコ株はダメ!終わってる!と決めつける声が聞こえるのは長期投資を前提とした米国株投資家として悲しい話です。
アルトリアを30-300-30投資視点で分析し、本当にアルトリアは投資に値しないのかどうか検証してみたいと思います。
まず第1の検証としてシーゲル期間の2003年以降の2004〜2019での実績を確認してみます。
年率リターンは14.52%とS&Pの8.61%を6%近くアウトパフォームしてますね。サブプライム〜リーマンショックを間に挟んでコノ成績は特筆に値しますね。個別要因が無ければ下落耐性バッチリといったところでしょうか。
ではディフェンス株特有の「上昇相場は苦手」という点についてはどうでしょうか?
上図は2010〜2019年のアルトリアとS&Pのチャートです。
指数を年率リターンで2%程度アウトパフォームしています。これも素晴らしい!
アルトリアはディフェンシング株としてÀT&Tやエクソンモービルと同じくくりで分類されることが多いですが、ことリターンに関しては同じというわけでも無さそうです。
最初の図のオレンジラインで表した通り2017年からの下落がパフォーマンスを著しく悪化させていますがファンダメンタルがそこまで悪化したようにも思えません。
2番目の図のオレンジトレンドラインからも分かるように正常な成長曲線に戻ったとも取れます。
下落はチャンスと言いますが、これだけ不安材料が多い銘柄を僕は持つ勇気がありませんが、ポートフォリオの一部に入れるのは大いに「有り」だと思います。
今回は最強のシーゲル銘柄アルトリアを30-300-30的視点で分析してみました。
次回は何故私達は(いや、私は)長期投資を心に誓ったのに売ったり、危うく売りそうになったり、本来だったら絶対売るべきタイミングで躊躇してしまうのか?を過去の経験を交えながら検証してみたいと思います。
アルトリアもフィリップモリスも好きだ!という方は、応援よろしくです📣
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